ECO ドコ応援隊リポート
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「中川運河船上視察会」体験レポート |
日時:平成23年10月15日(土) 9:00~12:00
場所:堀川・納屋橋周辺〜名古屋港〜中川運河
主催:堀川1000人調査隊事務局
協力:名古屋堀川ライオンズクラブ・名古屋市住宅都市局
・名古屋港管理組合
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堀川と並び名古屋の貴重な水辺空間として再生が期待される中川運河。
その再生計画作成に向けて企画された「堀川1000人調査隊」隊員による
中川運河の視察イベント「中川運河船上視察会」。この視察会は午前、午後に行われ、事前に参加予約をした総勢約60名が参加されました。
その中で、視察会の午前の部に参加した際の現状視察とクルーズの様子をリポートします。
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(1)納屋橋桟橋にて乗船、中川運河船上視察会スタート
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堀川と広小路通が交差する納屋橋付近に設けられている「納屋橋桟橋」が今回の出発点。
午前9時のスタート時には、前日からの雨と満潮の時間帯が重なりいつもより堀川は増水していました。
ちなみにこの桟橋近くの水面では
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堀川の水質浄化実験を行っている空心菜を見ることもできました。
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(2)堀川から松重閘門を望むレトロな風景
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堀川と中川運河の水位差を調整して水運を支えてきた松重閘門。
昭和43年の使用停止後に封鎖され、現在は名古屋市の指定文化財となっています。
そのレトロなたたずまいは、戦前の文化の香りを今日に残す名古屋の名所として親しまれており視点を変えた堀川の船上からの眺めは観光スポットとしても一見の価値があります。
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(3)COP10会場の名古屋市国際会議場を水上から望む
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(4)歴史的な七里の渡しの渡船場跡を経て名古屋港へ
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新堀川と合流しながら東海道五十三次唯一の海路「七里の渡し」の渡船場跡がある宮の渡し公園の前へ。
2011年10月・11月には、納屋橋桟橋からこの熱田宮の渡しを経由して桑名の赤須賀漁港までの航路で「七里の渡し実験クルーズ」がNPO法人主催で始まっているそうです。
堀川口防潮水門を経て、名古屋港、伊勢湾へと続きます。高潮防波堤は新たな環境アセスメントが決定しています。
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(5)船上からの名古屋港水族館エリアの新鮮な眺め
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なじみ深い名古屋港ポートビルや名古屋港水族館の建物も、名古屋港の船上から眺めることでいつも見慣れた風景も違った位置から見ると新鮮に映ることを発見しました。
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(6)中川運河の入口中川閘門で水位の変化を船上体験
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名古屋港の海面と中川運河の水面の高低差は約2m、船がスムーズに航行できるようにそれを調整するのが中川閘門の役割です。
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中川口閘門の中でこの2mの水面の変化を体感できるドラマチックなシーン。クルーズの有数の見どころとしても観光客にアピールできそうな風景です。
ちなみに閘門の前後扉の開閉はモーターで作動しており、水面の高低差調整は自然放流で行われます。
閘門内と中川運河の水面の高さが同じになった時に中川運河側の扉が開き、船が中川運河へと入っていきます。
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(7)スポーツゾーンとして振興計画が進む中川運河下流エリア |
「名古屋市水辺と都市の開発エリア」に指定されている中川運河下流エリア。
人工的に作られた中川運河は流れによる波がなく穏やかな水面が広がり、漕艇競技の会場としては最適で、全国的にも希少価値が高いとされています。
名古屋港管理組合によれば、いろは橋付近はスポーツゾーンを想定した開発が行なわれているそうです。
この日も名古屋港漕艇センターがあるいろは橋周辺では、ボート部などの大学生がトレーニングに励んでおり、参加者が船内から手を振ると元気な反応がかえってきました。
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こうした水上での交流もクルーズならではの醍醐味かもしれません。
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※中川運河下流エリアについては
ECOドコ名港線編「港区役所駅」のページでも紹介しています。 |
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(8)名古屋の経済発展を支えた水上物流の大動脈 |
中川運河は昭和5年に供用を開始し、昭和7年に松重閘門が完成して全線開通となりました。
戦後の復興を経て高度経済成長を目前に控えた昭和30年代には物流の運河として最も活躍しました。付近には工場群の誘致が進められ木材をはじめ名古屋港からの輸入品等が運搬されていました。
物流最盛期の昭和39年には年間約7万2000隻の船が往来していましたが、その後物流の主流がトラックに移り現在では1日あたり1〜2隻が往来しているだけとなっており、物流機能は現段階ではほぼ皆無に等しくなっています。
また、中川運河は、都市の排水路としても利用されてきました。名古屋市の人口が20万人規模だった建設当時は画期的な施設として機能していました。しかし、人口増加や経済発展に伴い深刻な水質汚染の原因となったそうです。
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(9)観光エリア化が計画されるささしまライブ24地区周辺 |
松重閘門方面とささしまエリア24方面へ向かってYの字型に分かれている航路中川運河の最上流地点。
このエリアは中川運河再生計画において観光エリアとして位置づけられており、観光舟運の発着所の設置計画も考えられています。
また、現在全面改築更新を行っている露橋水処理センターの完成後は、そこから高度処理水が放流されることとなり、中川運河の水質改善に寄与するものと期待されています。
しかし、現状は松重閘門前の行け留め付近は川の流れがなく川底のヘドロが対流し異様なにおいを発しています。観光資源としての価値が損なわれるこうした問題は、早急な解決が不可欠だと考えます。
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中川運河上流までの視察を終えて帰りの航路にて、満潮の時には気づかなかった堀川の護岸の汚れが干潮により水面下から現れていました。
こうした風景は観光気分がそぐわれるため、こうした問題の解決にも前向きに取り組む関係者の努力が日々続いています。
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※今回の視察会は、前日からの雨天の影響もあり開催可能が一時危ぶまれましたが、服部宏事務局長、山田雅雄元副市長、名古屋港管理組合からお一人による事前の各所での安全確認のおかげもあり、無事開催することができました。
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「堀川エコロボットコンテスト2011」が開催されました。
工業高校生を中心に、中学生から大学生、社会人まで
21チーム300人が参加。!
日時 平成23年8月21日(日)
場所 堀川・納屋橋周辺
主催 名古屋堀川ライオンズクラブ
協賛 名古屋工業大学
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堀川上流部 観察日記 (2011年)
レポート 御用水跡街園愛護会調査隊
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7月15日、堀川再生フォーラムが開催されました。
堀川再生のためのエリアマネジメント会社の設置や
堀川に堰を設ける提案について議論が交わされました。
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大村秀章愛知県知事も、堀川応援隊に参加!
伊勢湾・三河湾・堀川浄化の集いが開催されました。
日時 平成23年7月18日(月・祝)海の日
場所 宮の渡し公園
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